先日、4歳のSちゃんのレッスンで、とても嬉しいことがありました。
これまで「一緒にやってみましょう」と声をかけても「やらない」と答えていたSちゃん。
「やりたいけれど恥ずかしいな」
「うまくできなかったらいやだな」
「挑戦するのがこわいな」
そんな言葉にできない気持ちが隠れていたのかも知れません。
お家ではレッスンでしたことをお父様に教えてくれていて、先生役が板についてきたようです。
最近のことですが、お母様が同席せず、私とSちゃんとふたりだけのレッスンになりました。
最初は、まだ少しかたい表情をしていました。
3回目のレッスンでは、「印がついていることろはお家でしたんだよ!」と自分から宿題をしたことを誇らしそうに教えてくれました。
「今日は一緒にできるかな?」と声をかけると、元気いっぱいに「いいよ!」と返してくれました。
「もう一度してみる!」と楽しんで取り組んでいる様子が見られました。
「こんなきれいな声で歌えるんだ」
と嬉しい発見もありました。
少しずつピアノ以外のことも「あのね、あのね」とお話してくれるようになり、心を開いてくれているのを感じます。
言葉にできない気持ちに寄り添いながら、やがて自分から行動しようとするその時を待つ。
講師にとっても学びの時間だと感じます。