小さな年齢の生徒さんが、レッスンの中で「急にふざけたり、何もしなくなる」ことがあります。
笑いながら変な動きをしてみたり、いつもとは違う喋り方になったりします。
特に、大好きな保護者様がそばにいると、その傾向が強く出ることがあります。
一見「集中が切れたのかな?」と見えるかもしれませんが、実はその逆で、「安心しているから」です。
小さな年齢の時は、まだまだ感情の切り替えが難しいです。
慣れた場所でも緊張をほぐしてくれるのが、そばにいる大好きな存在です。
とはいえ、ふざけることが長引くと、レッスンが進まないこともあります。
そんなときは、「切り替えのきっかけ」を作るようにしています。
「先生のまねっこしてみて」「○○ちゃんが先生をしてみて」と立場を変える遊びを挟んだりします。
保護者様にとって「今は安心して甘えているんだな」と、わかっていらっしゃるだけで、目の前の様子を温かく見守れる瞬間が増えるはずです。
生徒さんが見せてくれる“素の表情”を大切にしながら、レッスンでの成長家庭も一緒に楽しんでいきたいです。